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Pianoduo DUOR ドゥオール

「ドゥオールのクラリフェ・クラシコ」が新春特番として、来る2011年1月1日11時-13時に拡大版となって(再放送は同年1月3日17時-19時)帰ってきます。
新春豪華ゲストは、ピアニストの田崎悦子さんと音楽評論家の山野雄大さん!

特番に際し、皆さまへのお願いがございますので、メッセージページを是非ご覧ください。


新春特番に向けて、過去の放送 全16回分が現在、FM西東京 及び サイマルラジオにて、再放送されております!
11/29(月)〜12/23(木)間の、月曜から木曜 20:15〜20:45です。
ご興味ございましたら、お聴きください!


84.2 MHz FM西東京サイマルラジオ始まりました!

ピアノドゥオール「クラリフェ クラシコ」

コーナーの内容は・・

「深夜のピアノレッスン」

ピアノデュオのこと、ピアノに関する豆知識、演奏会でのマナー、作曲家の素顔に至るまで、ピアノ、音楽にまつわる様々なことをお話しするコーナーです。

「ピアニストは、手が命!」

演奏を続けていくために必要な健康法、食事や嗜好品、ドイツ留学時代からあれこれ挑戦し、続けていることやどうも定着しない健康法の数々、など。

「藤井隆史のもやもや日記」

藤井が日々の生活の中で不思議なこと、思わずやりたくなってしまうこと、怒ってること、など。
日頃不思議に思ったり、腹を立てたり、無性にやりたくなる対象はたいがい何でもないことですが、そんなことを。

「白水芳枝のふわふわ気分」

特にテーマを決めずに、その時感じていること、旅の多い音楽家の楽しみや、時にはコンサートのことなどをお話ししたいと思っています。
気分があっちへ行ったりこっちへ行ったり・・というコーナーです。

番組では、皆様からのご意見、お便り、リクエストなどをお待ちしています!

<メール> egao842@west-tokyo.co.jp

< FAX > 042-451-2888

<お便り>〒188-8686 東京都西東京市芝久保町5-8-2

いずれも、エフエム西東京「クラリフェ クラシコ」係まで

 ドゥオールからのお知らせ (2010年9月28日)

2010年9月30日(木)、藤井隆史が「○○(まるまる)ランチボックス」(12:00〜)の「まちとも」コーナーにゲスト出演いたします(12:20頃より)!
この放送は、同日19:00から再放送されます。
西東京市、またはその近郊にお住まいの方は、ぜひお聴きくださいね!

また、FM西東京がサイマルラジオでもお聴きいただくことができるようになりました!
こちらをクリックして頂いてホームページを開き、「FM西東京」をクリックして頂くと、番組をお聴きいただくことができます。

FM西東京では、10月7日(木)19:00- 津田ホールで行われる「ピアノデュオ ドゥオール リサイタル 2010」のチケットプレゼントもございます。
プレゼントの応募方法は、番組をお聴きいただくか、FM西東京のホームページ でご確認ください。

お久しぶりにお耳にかかれますことを(!)楽しみにしております。

 

 

 皆様へ  〜ドゥオールからお知らせ

2008年12月から始まったこの番組、この第16回の放送をもって、現状の月1回の放送から不定期での放送に切り替わることになりました。
約1年半、DJは初体験の私たちがこうして続けることが出来たのは、お聞きくださっている皆様からの温かいメッセージのおかげでした。
心より御礼申し上げます。

今後も、演奏活動と教職活動を両立していくにあたり、2人同時の練習時間の確保というものが最重要課題になってきました。
ピアニストである限り、皆様に演奏を聴いていただくためには、自分たちができる精一杯の努力をしていきたいというのが、ドゥオールの願いでありますので、この「クラリフェ クラシコ」を終了させていただこうとFM西東京さんにご相談したところ、完全に終了してしまうのではなく、不定期での番組に切り替えてはどうか、という温かいお申し出をいただきました。

今後は、ふとしたときに私たちの声がこのFM西東京から聴こえてくることと思います!
今後も変わらぬご支援を、そして演奏家としての私たちドゥオールへのご声援も、重ねてお願いいたします!

ピアノデュオ ドゥオール 藤井隆史&白水芳枝

第16回(2010年3月20日)放送 new

深夜のピアノレッスン

今夏に発売予定のセカンドアルバム「symphonie」から、現在、編集作業真っ最中の音源の一部を、クラリフェをお聞きの皆様だけに、いち早くお聞きいただきました。

通称「ブラ1」として、多くのファンを持つ(この曲を聴くために全国行脚する方もいるとか!)ブラームスの交響曲第1番です。
私たちがピアノデュオの活動を行なっていく中で、ピアノデュオのオリジナル作品には素晴らしい作品が数多くありますが、なぜ多くの作曲家が何十人も必要とするオーケストラの作品をピアノデュオの形に編曲したのかという点に強い興味を抱き、オーケストラ作品のピアノデュオ版の演奏を手掛けるようになりました。

ブラームスの生きた時代を少し思い浮かべてみると、オーケストラを演奏できる大ホールが今のように各地にはなく、鉄道や飛行機など交通網が今ほど発達していない時代ですから演奏会に簡単には行けなかったこと、CDもインターネットもテレビもない時代に、なかなかオーケストラの演奏を聴くことが出来なかった時代にあって、家庭にあるピアノでなら、オーケストラ作品の一音一音に込めた作曲家の想いを多くの方に楽しんでもらえるのではないかという意志により、ブラームス自身の手によって4手連弾用に編曲され収録されたのが、セカンドアルバムに収録されている作品です。

当時は、ピアノ1台4手連弾で聴いたブラームスの交響曲が、生涯でたった一度の「交響曲体験」だったという方も少なくなかったでしょうし、そこには「本当はオーケストラで聴きたかったのだけど」という想いは存在せず、ピアノ版としての交響曲の響きに純粋に耳を傾けていたと思うのです。
その姿を想像するだけで、ブラームスが生きていた150年前という時間を超えて、私たちはそこはかとないロマンを感じてしまいます。

  • 放送曲

    ブラームス 交響曲第1番 第4楽章 (作曲者自編によるピアノ4手連弾版)

 アルバムについてのお問い合わせ:
  Studio NAT 
  Tel: 077-527-0212  FAX: 077-527-0214
  URL: www.natltd.net  mail: info@natltd.net

藤井隆史のもやもや日記

「うちのだめな家電ちゃん」

・その1 3時間以上動かしても乾かない洗濯乾燥機。
・その2 マグマのようにお茶が噴出す、また、温めたはずのおにぎりがまだ冷たい、最新式レンジ&オーブン。
・その3 おかゆ製造機、または美味い米もまずくなって炊き上がる、不思議な炊飯器。
・その4 入ったり入らなかったりする、そしてデータ連動の反応が非常に遅い地デジ対応TV。
・その5 新しいインクが全く反応しないプリンター。

などなど。
近日中にメッセージに詳細をアップします!

第15回(2010年2月20日)放送

深夜のピアノレッスン

先日2月14日、ムラマツリサイタルホール新大阪で行なわれた大阪AISコンサート「2台ピアノで聴くゴールドベルク変奏曲」でのドゥオールの演奏をお聴きいただきながら、この曲が

・なぜ作曲されたか
・なぜ「ゴールドベルク変奏曲」というか
・ラインベルガーが「2台ピアノ」版に編曲したこの曲について
・演奏時間80分にも及ぶこの大曲を、当日いらしてくださった大阪のお客様がどのように聴いてくださったか

などについてお話しました。

  • 放送曲

    J.S.バッハ作曲(ラインベルガー編曲) 2台のピアノのためのゴールドベルク変奏曲 BWV.988

第14回(2010年1月16日)放送

ピアニストは、手が命!

先月12月の10、11日の二日間、滋賀県高島市(事前に寒い寒いと驚かされた!)のガリバーホールにてセカンドアルバムのレコーディングを行ってきました。

録音は前作と同じ、滋賀県にあるNAT(エヌエーティー)という制作会社です。

今回は、レコーディングに携わってくださったスタッフでディレクターの山本若子さん、そしてサブディレクターとしてつきっきりでお付き合いくださったマツタケダイスケさんから、メッセージをいただいてきました!

深夜のピアノレッスン

東京での、あるプレゼンテーションの舞台で、NATの若子さんにお声をかけていただいたことがきっかけとなり、2009年3月にファーストアルバムを出させていただいた私たちですが、発売して間もなく、売れ行きが良かったのか、評判が良かったのか? はたまた、ただ会社の気が向いただけなのか!!??
「次はどんな感じでいきましょうか?」と言っていただき、セカンドアルバムの制作が決まりました。

大変うれしく光栄な反面、CDという形で、この世の中に自分たちの音楽がしっかり残る、その責任感とレコーディングまでの集中度、そして編集作業の苦難(それはNATさんのほうが大きいでしょうが!)を考えると、な〜んともいえない気持にもなるんです、正直。

ガリバーホールは非常に音響の良いホールとピアノで、身の引き締まる充実感の中で、ほんわりしたあったかいスタッフさんとともに、レコーディングを終えることができました。
今回も調律師の久連松さんマジックに翻弄され(!)、大いに助けられました。

今はまさに新年の幕開けとともに編集作業が始まったばかり!く〜 くるじい。
発売は今年7月の予定ですが、制作作業はもう始まっています。
また皆様には詳しくお伝えしていきますね。

  • 放送曲

    (マツタケダイスケさん演奏)
    マツタケダイスケ作曲 still waters
    (NAT制作CD「una corda」より)

    (ドゥオール演奏)
    ラヴェル作曲 ラ・ヴァルス
    (NAT 制作 ファーストCD「ドゥオール」より)

第13回(2009年12月19日)放送

クラリフェ クラシコ1周年記念放送です!
聴いてくださっている西東京方面の皆さま、コメントを下さる皆様、スタッフの皆様、本当にありがとうございます。

スタッフのみゆきちゃん、名倉くんは現役の大学生ですが、毎月力強く支えてくれています!
彼らからの1周年記念のコメントを頂いてきました!

タイムキーパーとして、また編集を完璧にしてくれる、頼りがいのある西森美幸ちゃんから。

クラリフェ クラシコ、一周年おめでとうございます!
一年って長いようで短いですね。一年があっと言う間に過ぎていった感じがします。
初っ端から遅刻したり、トークの時間を計り間違えたり、音源を忘れてきたり編集ミスがあったり…
あ、これ全部わたしの失敗話ですね(笑)
こんな感じに、しょっちゅうミスをしても暖かく見守ってくれる、クラリフェ クラシコの制作メンバーが大好きです!

以上、この一年でクラシックが更に好きになった西森美幸でした!
これからも宜しくお願いします!!

そして我が番組の技術マン、名倉かずひろくんから。

これからもよろしくお願いします。

・・・・・・・・・!!
もっとねえのか〜〜??

でも、忙しい学生生活の合間を縫って、美幸ちゃんはにこにことやってきてくれますし、名倉くんは下駄にチャリをかっ飛ばして、僕らのために来てくれるのです。
本当に支えてくれて、ありがとう!

深夜のピアノレッスン

2009年はピアノという楽器が誕生して300年という記念の年。様々な演奏会が催されました。
ピアノの歴史をたどると、それは時代の移り変わり、また人間の生活が様変わりしていった様子も分かります。

  • ピアノという楽器の仕組み。ハンマー、木枠、生きているピアノ!
    元をたどれば14世紀にまでさかのぼる鍵盤楽器。では300年前に何が起こったのか?
    ピアノのアクションと呼ばれるものが出来たのが、1709年、今からちょうど300年前になります。
    アクションとは、それまではヴァイオリンのように弦をはじくことによって音が出ていたものが、鍵盤を押すとその反動でハンマーが上がり、弦を叩くことによって音が出る、という構造が出来上がりました。
    このアクションの発明により、
    明るい、暗い、速い、遅い、強い、弱いという表現が可能になり、その後の音楽の発展が起こったのです。
  • その発達
    その後作曲家が、より大規模な作品を書きたい、実験的なことをしたい、感情をより音楽に乗せたいという想いが膨らむと同時に、楽器もその都度改良され、その発達と共に、演奏会もより大きな会場で可能となり、聴衆も増えていきます。
    また、フランス革命、産業革命を機に、クラシック音楽が貴族だけではなく、いわゆる平民も音楽を楽しめる時代へと少しずつ変化していきました。
    その頃には、作曲家も心情や生活状況、境遇などを自由に音楽に表現でき、また、移動手段も格段に発達したため、多くの作曲家や音楽家がヨーロッパ中を行き来できるようになり、お互いが刺激し、クラシック音楽がますます発展していきました。
  • そして放送、CD、最近ではインターネットの出現と発展により、音楽を聴く手段の多様化、多種性、グローバル化が進み、よりクラシック音楽が世界中の人々にとって身近なものへと変化し続けています。

ピアニストは、手が命!

来る2010年は、ロマン派の大作曲家、フレデリック・ショパン(1810年2月22日−1849年10月17日)とロベルト・シューマン(1810年6月8日−1856年7月29日)の生誕200年!
今年2009年はフェリックス・メンデルスゾーン(1809年2月3日−1847年11月4日)の生誕200年でしたし、2011年はフランツ・リスト(1811年10月11日−1886年7月31日)の生誕200年と、まさに200年前の今頃はロマン派を代表する作曲家の生誕ラッシュだったのですね。

彼らの生きた時代と、残されている手の石膏像から想像する、彼らの音楽についてお話しました。

  • 放送曲

    J.S.バッハ作曲(ヘス編曲) 主よ、人の望みの喜びよ BWV147
    (2009年3月15日 ムラマツリサイタルホールでのライブ録音より)

    メシアン作曲 アーメンの幻影  5. 天使たち、聖者たちと鳥たちの歌のアーメン
    (2008年10月12日 東京文化会館でのライブ録音より)

第12回(2009年11月21日)放送 

深夜のピアノレッスン

私たちは、ピアノデュオ ドゥオール。
「デュオ」です。

ソロとは、 「一人」を意味するイタリア語が由来で、一人で楽器を演奏することです。
デュオ=二人組み。人間が活動するのに最小の単位で、アンサンブルという「音楽を一緒に作る」形態においては、デュオがアンサンブルの最小単位ということになります。

デュオは会話です。単なるメロディーと伴奏ではなく、対等な関係ともいえますね。
ちなみに、「デュエット」とは「二重奏、二重唱をすること」で、「デュエットを行なう人たち、形態」がデュオです。

トリオ(3重奏)、クインテット(5重奏)、ゼクテット(6重奏)、セプテット(7重奏)、オクテット(8重奏)というように、それぞれに名前があります。

そして、4人は?カルテットです。
カルテットといえば、まずは弦楽四重奏のカルテットが思い浮かぶ形態でしょう。
その魅力について詳しく、友人であるカルテットアルモニコの皆さんがお話してくださっています。

ドゥオールのお友達紹介

2009年12月6日(日)にトッパンホールにて第3回定期演奏会を開いたカルテットアルモニコさんから演奏会に対するコメントと音楽をいただきました!

藤井隆史のもやもや日記

地方に行って、演奏する機会が多いと、楽しいことも、「はて??」と思うような不思議なこともたくさんあります。
「なんで俺が」話は、名古屋の、とある、なかなか良いホテルから・・。

詳細は、「メッセージ&ミュージック」ページの
02/26 2月のもやもや 「何で、僕らが?」 藤井隆史 を、ご覧ください。

  • 放送曲

    (カルテットアルモニコさん演奏)
    ハイドン作曲 弦楽四重奏曲op.33-2「冗談」第一楽章

    (ドゥオール演奏)
    メシアン作曲 アーメンの幻影  1. 創造のアーメン
    (2008年10月12日 東京文化会館でのライブ録音より)

第11回(2009年10月17日)放送

深夜のピアノレッスン

みなさまからのたくさんの疑問、質問の中からいくつかご紹介しました。

●コンサートを聴きに行く時に特に注意することって、なに?

白水: 遅刻しないこと!大体演奏会は、開演の30分前に開場なのですが、開演15分前くらいを目指していくと、お手洗いや身なりチェック、席に座って今日のプログラムノートに目を通す時間がとても慌ただしい!

藤井: ぶっちゃけましょう、僕は、おなら。じーっと座っていて、音楽に集中している時でも、やはり弛緩するときってあるでしょ?そんな時思わず、出そうになるときがあるんです。お尻のあたりが、もぞもぞ、あ 来た!って思う→そしてきゅっと締める、それでOK。

おならをしながら聴いてるお客さんなんて、見たこと(聞いたこと?)ないですよね!?

●コンサートに行くときの服装について。カジュアルすぎてもダメだし、フォーマルといっても種類があるので迷ってしまいます。

藤井: ご本人の気持ちの盛り上がり方に関係すると思います。

デートの時、結婚式、何年振りか友人に会う、ずっと楽しみにしていたおいしいものを食べに行く・・人ってやっぱりおしゃれをしますよね?それが人間の自然な行動だと思います。
ホールに行くからこの格好、というのではなく、コンサートを聴きにいくことが特別であればあるほど、おしゃれをしたい!と思うものだと思いますが、自然の気持ちに従えばよいと思います。

海外では、コンサートやオペラで、本格的にドレスアップしている老若男女がすごく素敵で、その方たちが会場の雰囲気を盛り上げてくれていたと思います。
僕たちはだいたい安い学生席で聴いていたので、その時の気分に合わせておしゃれしたり、普通の格好のままだったり。

白水: 演奏家の立場から言うと、素敵な格好で来て下さって、終演後にご挨拶に来て下さると、そんなに楽しみにしてくれていたんだな、とうれしくなります。
友人が3人で着物を着て聴きに来てくれたときは、感動しました!

●拍手のタイミング。曲が終わってからというのはもちろんなのですが、曲が終わった後すぐに拍手するのか、少し間をおいてから拍手したほうが良いのか、どっちが良いか迷うことがあります。

藤井: これも感動のバロメーターだから、ご自由に!

ところで演奏会って、どこか非現実的な時間で、音楽って空気と同じで漂っているもの、つかめないものですよね。その漂っている中に、皆さんがいらっしゃる。
みなさんも、お風呂に入ったとき、マッサージを受けた時、おいしいものを食べたとき、何でもいいけど、体中からほーーっとするときってありますよね?音楽にも、そんな面があると思います。
その時間にただただ身を任せる・・忙しい今の時代だからこそ、そんな瞬間も大事ですよね。

白水: 「白水さんがあまりに上手で、とっても眠くなりました」アウトリーチでお伺いした小学校で、そんな風に言っていた小学3年生の男の子の意見が、微笑ましくて人間としてとっても自然だなと、思いました。

ドゥオールのお友達紹介

2009年10月30日(金)19時より、初台のオペラシティリサイタルホールにてピアノリサイタルを開催した私たちの長年の友人であるピアニスト 飯野明日香さんからコメントをいただきました!
彼女の音楽も併せてご紹介しました。

  • 放送曲

    (飯野明日香さん演奏)
    武満 徹作曲 雨の樹 素描Ⅱ

    (白水演奏)
    メシアン作曲 火の島Ⅱ
    (2005年6月11日 東京文化会館でのライブ録音より)

第10回(2009年9月19日)放送

深夜のピアノレッスン

ヨーロッパの練習事情というタイトルで、ピアニストにとって死活問題でもある、練習する部屋についてお話しました。

・ヨーロッパには防音室というものがない。皆さん試行錯誤で、手作り防音室を作る!
・練習できる時間の規則がある(昼休憩は昼寝←本当にする方も多い!夜も早いし、休日は不可、など)。練習時間の規則を自分で作り、大家さん、不動産屋さん、何より大きい存在である隣人に理解を求めに行く。
時には、ヘッドホーンをつけた練習で鳴る、鍵盤を押す「カタカタ・・」の音でも文句を言われるなんてことも。
・僕らのマンハイム時代の住居でも周りと交渉し、ピアノを毛布で覆い、練習中は雨戸シャッターを下ろし、床に吸音材を敷き詰め、11−13時、14−20時の練習時間を確保。

大学では7:30からの練習可能時間に向けて、朝7時過ぎには受付に並び交渉。予約はできたりできなかったり、鍵のおじさんおばさんの機嫌次第。彼らと、いかに仲良くなるか!
また、いかに練習しなければいけないかを、とつとつと語る。
昼間はみな学校に来るので、練習室が常に満室で、1時間練習→1時間並ぶというサイクル。受付の前には、待合用イスがずらーっと並んでいる。
運よくあまり人がいないと、思いがけず何時間も練習出来てしまい、トイレやご飯も我慢して練習。そのうちお腹は空くし、トイレにも行きたいし、「(次の人)早く来てくれ〜 泣」  何のこっちゃ。
学校によっては24時間練習可なんて学校も!すごいでしょ。
練習ピアノは、スタインウェイが多い(やはり本場ドイツのピアノだから)。1台1000万円もするピアノがほぼ全ての練習室にあって、それがものの見事にぼろぼろになっていくなんて・・やはりドイツならでは!と感動した。

今では住環境に恵まれているが、あの時は練習することが必死。傍から見たら笑えるかもしれない、呆れるかもしれない、僕らも思い出すだけでぞっとする光景。二度とやりたくはない!
でもそれだけ、何かに必死という姿勢は、やはり素晴らしいと思いませんか?

藤井隆史のもやもや日記

電車に乗っていたある時のお話。
お昼間で比較的電車が空いていて、静かだったときに聞こえてきた、20歳前くらいの若者同士が話していた、昔の歌について。

詳細は、「メッセージ&ミュージック」ページの
8/25 8月のもやもや 「時の流れ」 藤井隆史 を、ご覧ください。

  • 放送曲

    モシュコフスキ作曲 スペイン舞曲op.12 第1番、第3番、第4番
    (2008年1月収録)

第9回(2009年8月15日)放送

ピアニストは、手が命!

海外ではパスポートが命の次に大事だと言われますが、そのパスポートが盗難されたら、というより、家の鍵から携帯、時計、電話帳、手帳、財布、パスポートすべて二人分が盗難にあったら、あなたはどうしますか・・・?

その悲惨な経験をしたことがあるのが、私たちドゥオールです。

の続編をお話しました。

詳細は、「メッセージ&ミュージック」ページの
7/29 7月のもやもや 「2003年 ミラノにて」 藤井隆史 を、ご覧ください。

白水芳枝の「ふわふわ気分」

友人の森田千晶さん中村菜都子さんが講師を務める「夏休みアート ワークショップ(8月17〜19日 西東京市・谷戸イチョウ公園内イチョウホールにて)」のご紹介をしました。

千晶とは大学時代からの長い友人です。彼女は2006年には長野県飯山市で開催された「第2回和紙のしごと大賞コンペティション」で大賞を受賞し、昨年からこの6月までは、オランダへ美術の勉強のために留学もして、和紙に的を絞って作品を作り続けています。
普段は埼玉県坂戸市にある、線路脇というアトリエで、同じく私にとって長い友人3人(千晶/ 和紙作家、長峰菜穂子/ 陶磁器作家、柴崎智香/ 鉄作家)で制作を行っています。

「ギャラリー線路脇」では、3人の作品の常時展示はもちろん、ワークショップも定期的に行われていますので、ご興味のある方はぜひお立ち寄りください。

「ギャラリー線路脇」 埼玉県鶴ケ島市上広谷18−29
東武東上線「鶴ヶ島」駅東口 徒歩30秒 不二家さん隣り

  • 放送曲

    ブラームス作曲 ハイドンの主題による変奏曲 op.56b (後半)
    (2007年6月27日「藤井の誕生日」東京文化会館でのライブ録音より)

第8回(2009年7月18日)放送

深夜のピアノレッスン

第8回は「薬局編」。

アポテーケ(Apotheke)と呼ばれる薬局には、日本のドラッグストアと同じように、箱で風邪薬や胃薬などのお薬が置いてあります。

・一見見た目が普通の薬でも、お医者さんの処方箋を持っていくか、症状を細かく話しいろいろと説明を受けた上で、初めて薬を手に入れることができるのです!
処方箋で買っても、日本での、白い袋に「フジイタカシさん」と書かれ、中身の顆粒や錠剤の薬の説明を受けるのではなく、日本では普通に売っている、箱状の薬を渡されます。
・ドイツで病院通いを始めた留学当初=マルクの頃は、学生保険さえ払っていれば、薬は無料で頂くことが出来ました!
・漢方や植物性の薬で病気を治していく、という考え方も一般的で、薬ばかりが勧められるわけではなく、風邪や胃痛、不眠解消(快眠)、膀胱炎などにも効果がある様々な種類のお茶を勧められたり(薬がいいんだけどな〜)、時には、風邪や熱に効く入浴剤(風邪に効くそれは、入るとす〜っとして、お風呂から出ると、寒くてたまらない!)を勧められる(だから、薬がいいんだけどな〜)。
・どこにも売ってなかったもの。それは、カイロ。
ユーロになってから、電子レンジで温めて、1〜2時間保温力のある、連続使用可能なカイロのようなものは登場しましたが、日本製の形態のものはなかったため、日本製カイロはドイツ人にも大人気でした。
しかし、上には上が!
韓国製のカイロは、肉厚で握り甲斐があり、ピアニストの私達の手をほっこりと包んでくれる優れもの!
・留学当初は、日本で見かけるような湿布もどこにも売ってなかった。
白水が急性の腰痛にかかり、5日間ほど寝たきりになったときに、お医者さんに紹介された植物性の温湿布は、30分以上連続で貼ってはいけないというもの。
実際貼ると、30分ほどで患部が燃えるように熱くなり、急いではがすと、患部が赤くなり、ひりひりしている。でも不思議と痛みが治まるので、2〜3時間後にはまた恐る恐る貼る・・・という繰り返し。どんな威力じゃ。

それにしても、とにかくどの薬局も超きれいでモダンです。さすが医療は最先端をいっているなという印象で、病院もとってもきれい。薬剤師さんもきれいな女性が多い。
ドイツの薬局と聞くと、僕たちは「白」をイメージします。

ピアニストは、手が命!

海外ではパスポートが命の次に大事だと言われますが、そのパスポートが盗難されたら、というより、家の鍵から携帯、時計、電話帳、手帳、財布、パスポートすべて二人分が盗難にあったら、あなたはどうしますか・・・?

その悲惨な経験をしたことがあるのが、私たちドゥオールです。

詳細は、「メッセージ&ミュージック」ページの
7/29 7月のもやもや 「2003年 ミラノにて」 藤井隆史 を、ご覧ください。

  • 放送曲

    ブラームス作曲 ハイドンの主題による変奏曲 op.56b (前半)
    (2007年6月27日「藤井の誕生日」東京文化会館でのライブ録音より)

第7回(2009年6月20日)放送

深夜のピアノレッスン

音楽の勉強のためにドイツへ留学した私達。7年半に及ぶ海外生活では、音楽以外に、人生に必要、又は全くそうでもないことなど、たくさんのことを学びました。

第7回では、ドイツのお買い物事情をお伝えしました。
日本のスーパーとはまるで仕組みが違い、行った当初は様々なことに戸惑ったものです(買い物するのが面倒で、恐ろしかったことも)。

・入り口と出口にゲートがあり、入り口に入ったら最後、欲しいものがあってもなくても、ぐるっとスーパーを回って、出口のゲートから出なければいけない。
・お買い物かごの代わりに買い物カートがあり、カートは くさり同士で繋がれていて、1ユーロ(日本でいう100円玉)コインを自分が使うカートに入れて次のカートとのくさりを外す、という仕組みになっている。買い物終了後は他のカートとつなげると、自分のいれたコインが返ってくる仕組み。←日本では考えられないけど、信じられない不届き者がいて、こちらがスーパーに入ってカートを取ろうとするときに、その人が使っていたカートを親切そうに「これどーぞ」と言われ、カートと1ユーロを交換。買い物が終わってくさりを繋げると、1ユーロではなく、ゲーム用のコインが戻ってきた!!(そいつは初めからだますつもりで、ゲームコインを入れていた!向こうは1ユーロ得したことになる)なんてことも。
・ブドウやプチトマト、さくらんぼ、いちごなど、小さくてぷちっと取れるものは、皆さん勝手に食べて(味見と称して、ばくばく)買う。ちょっと信じられない光景です。
・さあ、支払いです。レジのおばちゃんたちはぺちゃくちゃ。客扱いは全く期待できません。「ハロー」も「ありがとう」もない人も。特に閉店間際などは超機嫌が悪く、自分のパート時間が終わったら、会計の途中でも帰ってしまうおばちゃんもいる(次のレジ係が来るまで、ドイツ人客はぶつぶつ言いながらも結構待っている)。逆にレジのおばちゃんでも友達になるくらい、非常に親切な人もたくさんいるから、買い物も楽しい。

などなど。

皆さんも海外に行かれた際には、是非街のスーパーなどに行ってみてください。
その国の生活ぶりがわかると思いますよ 。

白水芳枝の「ふわふわ気分」

「深夜のピアノレッスン」で海外時代の懐かしいお話をしていたら、あれこれお話したいことが出てきましたので、今日は、日本のパスポートのお話。

・日本のパスポートは、世界中の国で信用され、日本人ということで得られる信用も大きいと感じました。よく海外に出かけましたが、JAPANというパスポートの表紙だけで全く中身を見られないことがほとんどでした。
・ちなみに、日本人がヨーロッパに行く場合、ほぼ全域で訪問や観光ではヴィザは必要ありません。ヴィザという概念をすっかり忘れているため、一度セルビアの首都ベオグラードに行ったとき、空港に着いてから「あれ、ヴィザって必要だったっけ?!」と異常に焦ったことを覚えている(セルビアも必要なし)。
「日本のパスポートは強いよね」とは、よく言われたものです。

夜行電車でドイツからミラノへ行ったときのお話。
マンハイムから7時間乗っていればミラノに着くので、コンクール遠征や演奏会でよく使っていました。その車窓の楽しいこと!途中はスイスの「ハイジの世界〜♪」
ドイツ・スイス・イタリアのそれぞれの国境では、国境警備隊と麻薬取締りのための犬によって、全車両で全員分のパスポートをチェック。
夜行列車に乗ると、まずパスポートを回収される←命と同じくらい大事だとされているパスポートを車掌さんに渡すのは、初めは警戒心一杯!

ある時、夜中の2時くらいにスイスに差し掛かるときに、同じ車両で国境警備隊員によって起こされたアジア人。この方は中国からの留学生。旅行のためにイタリアへいくというお話でしたが、中国のパスポートでは、スイスにヴィザなしで入国する事は、たとえ列車で通過するだけでも不可能、とのことで、ドイツとスイス国境で列車から降ろされてしまった。夜中だよ〜!!(だめなものはだめという、ヨーロッパの厳しいまでの教え)
「今度からは飛行機で行きなさい」とのこと。

列車に乗って数時間で、国が変わっているという事実。日本では体験できない感覚。
国が変わると、言葉はもちろん、車窓、空の色、人々の顔、匂いまでもがらりと変わる。
短期間でも実際に訪れることで、それぞれの地で生まれた音楽をより身近に感じることができる。
当たり前に過ごしていたことが、何物にも耐え難い貴重な経験だったと思います。

皆さんも世界を知りに、是非海外へ出かけてみてはいかがでしょうか?

  • 放送曲

    モーツァルト作曲(バイエル編曲) 歌劇「フィガロの結婚」K.492 序曲
    (2009年3月15日 ムラマツリサイタルホール新大阪 ドゥオールリサイタルより)

    ブラームス作曲 交響曲 第3番 ヘ長調 op.90 第3楽章
    (2009年3月15日 ムラマツリサイタルホール新大阪 ドゥオールリサイタルより)

第6回(2009年5月16日)放送

深夜のピアノレッスン

日本にも低価格で質が大変良く、気楽に聴きにいける演奏会やフェスティバルが増えていることをご存知ですか?
5月のゴールデンウィーク中にドゥオールも出演した、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン エリアコンサートのお話をしました。

「熱狂の日」という意味の日本最大級で、東京のど真ん中で楽しめる音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン。
私達が出演したエリアコンサートは、メイン会場の東京国際フォーラムを取り巻く形で建つあちこちの会場で行われ、どこも無料で楽しめるとあって、ものすごい熱気と活気に溢れていました!
音楽の余韻に浸ったり、お休みすることもできるレストランやカフェでは、演奏家が聴衆の皆さんと同じようにお茶をしたり、ご飯を食べたり、次のホールへと急いでいる姿を目撃することもできます。
演奏家も「普通に生きている人間」ですからね。
演奏会後に楽屋に来てくださったり、食べにいったレストランなどで「良かったですよ〜」と話しかけられたりすると、この方と音楽で繋がっているんだな、ととても幸せな気持ちになるのです。
このファンの方からのお言葉ほど有り難く、時には反省材料になるものはありません。
皆さんもどこかで私たちを見かけたら、ご意見やアドバイスなど、何でも結構です。

お気軽にお声をおかけ下さい!

ピアニストは、手が命!

日本屈指の演奏家が集う日本演奏連盟主催のクラシックフェスティバル。
毎年一度、クラシックの名手たちが一堂に会して華麗かつ多彩なコンサートを繰り広げてきました。まさに、日本演奏連盟ならではのユニークで贅沢な企画で、毎年のこのフェスティバルを楽しみにしているクラシック・ファンも多いとのことです。

今年は<ピアノ誕生300年記念>!
スカルラッティ、バッハからガーシュウィンまで300年のピアノ音楽の歴史を、ソロ、連弾、2台ピアノ、そして5台ピアノにより、約3時間に渡り、ピアノ音楽浴をして頂きました。
私達も今回何と出演できることに!感激でした。

あの憧れの会場!舞台へ出て行くときのわくわく感、高揚感・・・。
2000人以上入る大ホールなのにお客様の顔がよく見え、近くに感じる、何ともいえない臨場感のあるホールでした。
日本を代表するピアニストが豪華に集まった一夜ということからか、きらきらとした熱気は忘れられません!

5台ピアノでは、5台ともピアノの蓋を取り、5台でクローバーのような形をとったグランドピアノ達!その姿は壮観でした。
そして5台のピアノから同時に鳴る音の重なりも、耳を離れません。

こういう大きな公演、しかも5台ピアノで、他の共演者に迷惑をかけられない公演の前には、思わぬ手の怪我がないよう、いつも以上に細心の注意をしていますが、家の中や何げない作業の中での怪我など、ないとは言えない!
かかりたくもない風邪をひくことだって!体調管理は必要です。
日々のマスク常備に手洗い、うがいは欠かせませんし、ビタミン剤、カルシウム、最近始めた青汁(効果は・・?)、夜は養命酒、コラーゲンなど。
いろいろ試しています!

メッセージ&ミュージック」ページの
9/15 写真便り 「 5月8日 日本演奏連盟クラシックフェスティバル」
で、当日の風景をご覧いただけます。

藤井隆史のもやもや日記

「お疲れ様です」という言葉。
最近、特に学生からよく聞くこの言葉。自分達が学生のころ、こんな風に使ってたっけ?

先生から学生に言うのはまだわかる気もするけど、会っていきなり「お疲れ様で〜す」、レッスンが終わって「お疲れ様でした〜」(君がいう言葉じゃないだろうって)、すれ違えば「お疲れ様です」。

自分が学生のときは、記憶する限り、普通に おはよう、こんにちは、おう!元気?またね〜、ばいばいなどのバリエーションだった気がする。
少なくとも先生に自分から「お疲れ様でした」なんて言ったかなあ←おっさんの愚痴っぽい?

でも確かにお疲れ様って悪い言葉じゃないし、最近は、気づくと自分もお疲れ様でした、と言っていることに気づく。便利なんだよねん。

という、5月のもやもや日記でした。

  • 放送曲

    J.S.バッハ作曲(ヘス編曲) 主よ、人の望みの喜びよ BWV147
    (2009年3月15日 ムラマツリサイタルホール新大阪 ドゥオールリサイタルより)

    ブラームス作曲 ハンガリー舞曲集 第1集より 第5番
    (2009年3月15日 ムラマツリサイタルホール新大阪 ドゥオールリサイタルより)

5/17 大阪大学での実験模様  白水芳枝

第3〜5回放送の「深夜のピアノレッスン」では、藤井が大阪大学で受けた実験についてお話しました。

お話した内容の一部をご紹介すると・・・

ドイツではいくつかの音大に、 演奏時の腕や指などの痛みに対して、外科的治療ではなく、精神的な構え方と弾き方、ピアノを弾くというメカニズムにあわせて診る、いわゆる手の研究者がいます。
この先生方と連絡を取り合いながら、日本でも研究を進めている方が大阪にいらっしゃいます。自身もピアニストであり研究者である古屋晋一さん (関西学院大学博士研究員)の、この研究に協力という形で実現した実験が、2月に大阪大学で行われました。

古屋さんの解説によると、この実験では、右手の親指と小指で、ミとドの音を同時に打鍵するという課題を、様々な音量とテンポで行ないました。この際、肩、肘、手首、指の動きを高速度カメラで計測し、また、関連する筋肉の活動を、筋電図という装置を用いて計測しました。
これによって、筋肉や関節の活動量が分かり、多くの演奏家のデータを収集することによって、手の痛みや問題の発見や解決に役立つようになるのだそうです。

その実験の模様です。
写真をクリックすると大きな画像になります。

 

  • 第5回放送曲
    シューベルト作曲 ピアノ・ソナタ 第19番 ハ短調D.958 1楽章
    (演奏:藤井隆史 東京文化会館リサイタルでのライブ録音より)
    リゲティ: ファンファーレ(演奏:白水芳枝)

4/14 4回の放送を終えて

白水芳枝です。

皆様の温かいご支援のお陰で、毎月第3土曜のクラリフェ・クラシコも4回の放送を終えることが出来ました。
毎月聴いて下さっている方々に、この場を借りて御礼申し上げます。

「話す」という事は本業ではないにしても、「話す」作業は日常の中で当たり前にしていることなのに、いざマイクを前にすると思ったことが自然と出てこないものですね。
最近はコンサートでもお話しをする機会が増えてきましたので、スムーズに話が出来るようになりたいものです。

放送の中では、ドゥオールの演奏をお届けしています。
何の曲でしたか?という質問も頂いておりますので、これまでオンエアした曲目をお知らせします。

  • 「クラリフェ・クラシコ」テーマソング
    ラヴェル作曲 ラ・ヴァルス (デビューアルバム「ドゥオール」より)
  • 「深夜のピアノレッスン」コーナー曲
    ブラームス作曲 大学祝典序曲 (第3回定期公演より)
  • 「ピアニストは、手が命!」コーナー曲
    ショスタコーヴィチ作曲 コンチェルティーノ (第2回定期公演より)
  • 「藤井隆史のもやもや日記」 コーナー曲
    ストラヴィンスキー作曲 2台のピアノのためのコンチェルト(第2回定期公演より)
  • 「白水芳枝のふわふわ気分」 コーナー曲
    ミヨー作曲 スカラムーシュ(2007年サラマンカホールでのライブ録音より)
  • エンディング曲
    ラヴェル作曲 スペイン狂詩曲より 4. フェリア
  • 第1回放送曲
    ルトスワフスキ作曲 パガニーニの主題による変奏曲(デビューアルバム「ドゥオール」より)
    プーランク作曲 シテール島への船出(第3回定期公演より)
  • 第2回放送曲
    レーガー作曲 6つのブルレスケより 1、2(第1回公演より)
    シューベルト作曲 幻想曲 ヘ短調 D.940
  • 第3回放送曲
    ミヨー作曲 スカラムーシュ(2007年サラマンカホールでのライブ録音より)
  • 第4回放送曲
    ラヴェル作曲 スペイン狂詩曲より 3. ハバネラ
    シューベルト作曲 幻想曲 ヘ短調 D.940

12/10 2008年12月20日(土)夜11時30分から、放送が始まります!

ドゥオールがFM西東京で、番組を持つことになりました。

不思議なご縁でお知り合いになった方から、「ラジオ番組に出演してみませんか?」というお申し出を頂き、FM西東京のお昼の番組にゲスト出演させて頂いたのは、9月。10月の定期公演の案内を兼ねてのことでした。
この出演がきっかけとなり、この度FM西東京で番組を持つ運びとなりました!

月1とは言え、番組を作るには、何とたくさんの準備が必要なのでしょう。タイトル、コーナー、それぞれに使用する楽曲、内容を私たちとスタッフで吟味し、私たちは内容(と、話し方)を詰め、その他は全てスタッフの方々が動いて下さっています。
日頃色々な場面で、多くの方々に支えられていることに感謝しながら、週末の夜に澄んだ気持ちになって頂けるような「クラリフェ クラシコ」をお送りしたいと思っています。

コミュニティラジオですので、聴く事のできる地域はごく限られてしまいますが、これからはFMでの応援も、是非よろしくお願い致します!!


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